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中腰が続いて辛い・・・看護師の腰痛の原因と予防にはこの方法!転職・退職を考える前に。

看護師 腰痛

 

看護師さんが仕事を辞める理由はさまざまありますが、中には体調不良によって看護師さんを辞めるという方もいます。
この体調不良の中には、腰痛を原因としてあげる方は多くいます。

 

腰痛は看護師さんにとっては職業病とも言え、多くの人が腰痛に悩んでいます。
辞めるというところまではいかなくても、腰痛に悩む看護師さんはとても多いですよね。
実際に看護師さん全体の6割〜8割の方は腰痛に悩んでいるという実態調査の結果も報告されています。

 

ですが、裏を返すと2割〜4割の人は腰痛に悩まされずに看護師さんとして働いている。
ということも言えます。
この腰痛に悩む看護師さんと、腰痛に悩まない看護師さんの違いというのはどこにあるのでしょうか?

 

看護師さんが腰痛になる原因 TOP3 とは?

 

看護師 腰痛

 

看護師さんが腰痛になる原因というのはどのようなものがあるのでしょうか?
大きな原因と言われている3つの理由をご紹介して行きます。

 

1位 腰関節への負担が多い
2位 ストレスによるもの
3位 生活習慣によるもの

 

この3つの原因をさらに詳しく解剖して行きましょう。

 

腰関節への負担とは?

 

看護師 腰痛

 

看護師の仕事内容の多くは中腰の姿勢で行われます。
ベッドに横になっている患者さんとのコミュニケーションを図るとき、多くの看護師さんは中腰の体制で患者さんの観察を行い、コミュニケーションを図ります。
点滴などの処置、清拭、バイタルチェックなども、中腰の姿勢で行うことになりますよね。
体位交換や車いすへの移乗という動作も中腰の姿勢で行うことが多くなります。

 

この中腰の姿勢というのは、腰に大きな負担をかけることになる姿勢になります。

 

本来、腰の部分にある腰椎は、前側に緩やかに湾曲しています。
首の頸椎が前側に、胸の胸椎が後ろ側に、腰の腰椎が前側に、それぞれ緩やかに湾曲していることで、背骨はゆるいS字カーブを描いている状態が身体には負担が掛からない状態です。

 

この状態が崩れると、背骨を最終的に支える骨盤の部分に負担がかかり、腰回りの筋肉に大きな負担が掛かってきます。

 

この理由としては、背骨は身体の上半身を支えているとても大切な骨ですが、この背骨の周りには沢山の筋肉があり、その筋肉によって背骨自身が支えられています。

 

ですが、背骨に負担が掛かると、その負担を軽減しようとして筋肉のバランスが崩れていくことになります。
例えば、肩凝りが起こると同時に腰痛が起こることがありますが、これは肩周りの筋肉が緊張することで、背中の筋肉がそれにつられて緊張し、さらに腰回りの筋肉が緊張することで、腰痛が起こります。

 

腰椎が前側にゆるく湾曲している状態が崩れ、中腰の姿勢になることで後ろ側に引っ張られると、まず腰回りの筋肉が緊張しそれだけでも腰痛が起こります。

 

さらに腰回りの筋肉が緊張することで、背中の筋肉や肩周りの筋肉も引っ張られて上半身全体の筋肉が緊張した状態になります。

 

この状態が、実は看護師さんの仕事では長い期間続くことになるんです。

 

看護師さんの仕事の約8割が中腰の姿勢で行われます。

 

一回の勤務が約16時間と長い時間になることも多い看護師さんにとって、一日のうちで半日以上中腰の姿勢で過ごしていることになってしまうんです。

 

腰痛になってしまうのは当たり前とも言えるのではないでしょうか?

 

 

ストレスによるもの

 

看護師 腰痛

 

看護師さんという職業は、想像以上にストレスを感じる職業です。
看護師を辞める理由の一つにストレスがあると言われるほどです。

 

  • 患者さんや患者さんの家族との関係
  • 医師との関係
  • 看護師以外のスタッフとの関係
  • 同僚との関係
  • 自分自身の家族との関係

 

看護師さんは非常に多くの人と関わり合いを持ち、その対人関係で多くのストレスを感じています。
職場自体も女性が多い環境ということもあり、女性が多い職場にありがちな人間関係によっても多くのストレスを感じます。

 

最近では患者さんや患者さんの家族も
医療サービスを受ける立場=お金を支払っているお客としての接遇を望む
という姿勢があり、医療サービスを提供する側である看護師さんに対して驚くほど上からの目線で接してくる人も増えました。

 

患者さんのためを思い注意をすることが、患者さん側からは威張っている、指図をしていると取られてしまい、クレームを言われてしまうということも多くなっています。

 

一方で医師からは医療従事者として患者さんの指導を徹底するように注意されたり、上司からはもっと患者さんの立場に立って行動をするようにといった指導を受けることもあります。

 

このようなストレスは自律神経を乱し、ホルモンバランスを乱します。
その結果、血行不良などを起こしやすくなり、血行不良が原因になる腰痛などを引き起こしやすくなるんです。

 

生活習慣によるもの

 

看護師 腰痛

 

看護師さんの中でもとくに病棟勤務をしているという看護師さんは、日勤と夜勤を繰り返す非常に不規則な生活を強いられています。

 

  • しっかりと睡眠を取ることが出来ない。
  • 疲れが取れない。
  • 不規則な生活習慣のために食欲が出ない、または食べ過ぎてしまう。

 

このような傾向が強くなっています。

 

横になって眠るという睡眠中は起きている間にどうしても歪んでしまう骨や筋肉のバランスを修正するという働きを身体は自然に行っています。
ですが、横になる時間もない、しっかりと睡眠を取ることが出来ないという場合にはこの調整機能が働きませんので、骨や筋肉のバランスは崩れたままになってしまいます。

 

睡眠中には身体の中に溜まった疲労物質を排出する作業も同時に行われますが、この機能もしっかりと睡眠がとれないことで滞ってしまいます。

 

食事から取り入れる栄養は、身体を動かすためのエネルギーだけではなく、新陳代謝を行うために必要なエネルギーとしても使われます。
食欲がなく栄養をしっかりと取り入れることが出来ないということは、新陳代謝も低下してしまいますので、やはり身体の不調の原因になります。

 

食事をとり過ぎればそれが身体に蓄積し、肥満の原因となります。
血液中にはコレステロールや中性脂肪が増え、血液の質が低下し、必要な栄養素を身体の隅々に送ることが出来なくなってしまいます。
身体に溜まった疲労物質も排出できなくなります。

 

腰の部分は身体の要でもあり、疲労物質が溜まりやすい部分でもあります。
疲労物質の排出が滞れば腰回りの疲れが取れず、凝り固まり、腰の痛みとなって表れてきます。

 

これらは多くの看護師さんに当てはまる腰痛の原因です。
では、看護師さんは腰痛を予防することは難しいのでしょうか?

 

2割〜4割の看護師さんは腰痛に悩んでいない事実

 

看護師 腰痛

 

腰痛になる原因が多い看護師さんですが、2割〜4割は腰痛に悩んではいません。
ではこのように腰痛になる原因が多いのに、どうして腰痛に悩まなくて済むのでしょうか?
それは腰痛を予防する対策がちゃんとできているからなんです。

 

看護師さんの仕事の8割は中腰の姿勢で行われますが、中腰の姿勢でなくてもできることというのは意外に沢山あります。
例えば、

 

  • 患者さんとコミュニケーションを図る際には、前傾姿勢にならないようにしゃがむ。
  • 手間だとしても処置をするたびにベットの高さを変えて、自分自身が負担にならない高さに変える。
  • 体位交換や車いすへの移乗は、一人で行わず必ず二人で行うようにする。
  • ボディメカニクスを実践する。

 

このようなことは、職場で実践することが出来る腰痛対策になっています。

 

個人としても出来ることはあります。

 

  • 腰痛対策に骨盤ベルトを使い、骨盤を正しい位置でキープできるようにすることで腰の負担を軽減する。
  • 適度にストレッチを行って腰回りの血行を改善させる。
  • 結構悪化につながる冷えを予防するために、冷えないような靴、靴下を身に付けるようにする。

 

といったことがあります。

 

 

また日頃から同僚とコミュニケーションを図り、せめて同僚との間で感じるストレスが掛からないようにすることも大切です。
プライベートの時間でリラックスできる時間をつくり、ストレス解消ができるようにしておくことも大切ですよね。

 

腰痛対策になるボディメカニクスとは?

 

看護師 腰痛

 

看護師さんの腰痛対策として、ボディメカニクスが効果的といわれています。
基礎看護教育でもボディメカニクスは習得できるような教育が行われていますが、実際にはこのボディメカニクスを実行できていない人は多くいます。
ボディメカニクスは看護師さんだけではなく、介助される患者さん側としても非常に安心感を持てるメカニズムになっていますので、腰痛対策としても患者さんから信頼される看護師になるためにも、ぜひマスターして実践できるようにしておきましょう。

 

ボディメカニクスの基本としては

・介助を行う時には足を広めに開き、腰を落として重心を低くします。
・重心を患者さん側に移動させ、なるべく患者さんに近づきます。
・移乗させたり起き上がらせたりするときには、なるべく患者さんをぴったりと寄せ、腕や腰ではなく身体全体で行い、重心を移動させるイメージで身体全体で移動をしていきます。

 

移動をする時には患者さんにもなるべく力を抜いてもらい、小さく身体をまとめてもらうように声掛けをして、患者さんに何をしてもらいたいのか、これから何を行うのかを理解してもらうようにします。
患者さんの中には何をするのか分からず身体を硬直させてしまい、重心移動が上手くできないというケースがあります。
「体位交換をしますよ」「身体を起き上がらせますよ」「車いすに移動しましょう」このような声掛けをしっかりと行うようにしましょう。

 

私生活でも気を付けておきたいポイント

 

看護師 腰痛

 

看護師さんが腰痛を予防するためには、私生活でも気を付けておきたいポイントがあります。

 

しっかりと睡眠をとる事
食生活を整える事
ストレスを軽減するためのリラックス方法を持つこと
適度な筋肉を付ける運動習慣を持つこと

 

背骨を支え、骨盤を支えるための筋肉を付ける事は、腰痛対策を考えた時にはとても大切です。
仕事の合間にストレッチを行うことと併せて、体幹トレーニングを行うことは腰痛予防になります。

 

睡眠をしっかりととることは腰痛対策にはとても重要です。
眠りやすい寝具を整え、寝るための環境を整えることで、より良い睡眠を取ることが出来、睡眠中に骨や筋肉のバランスを整えることに繋がります。

 

身体が健康であることは腰痛予防にもつながります。
栄養バランスが取れた食生活は、腰痛予防にも大切なんですよ。

 

ストレスが与える影響はとても大きなものです。
自分にとってのリラックス方法をしっかりと見つけることで、腰痛予防だけではなく身体も心も健康にいることが出来ます。

 

まとめ

看護師 腰痛

看護師さんの職業病ともいえる腰痛は、少し気を付ける事で予防をしていくことが出来ます。
どうせ職業病だからとあきらめないで、予防することができる。
ということを考えていくことも大切です。

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